最初は15分ほど、おうちの周りを一回りぐらいから開始してみます。現在コロナ禍ではありますが、気を付けながら、短時間でもお外に出てみましょう。
この時期は、お母さんは子どもと自分に向ける感覚が鋭くなっています。
散歩することで赤ちゃんは落ち着き、お母さんも出産前には気づかなかった自然の豊かさを感じることができ、リフレッシュできるでしょう。
また、1か月健診までは、赤ちゃんの生活リズムに合わせて、生活してみて下さい。
退院して1週間ほどすると、健康な赤ちゃんは胎内でよく動いていた時間帯であった夕方の4時から午前2時頃にはっきりと目覚めます。
環境の変化で生じた不安をおっぱいにすがりつく事で解消しようとします。
お母さんの腕と胸で包まれると、生まれる前にいた子宮の中での体験と、今、おっぱいを飲むという安心で豊かな体験がつながっていきます。
この時期は、お母さんも妊娠中の延長で、昼間眠く、夜は目覚めやすいままなので、赤ちゃんとお母さんの昼夜のリズムは一致しています。
自然にまかせて赤ちゃんに寄り添うように授乳し、比較的規則的に眠る昼間に赤ちゃんと一緒にお母さんも昼寝をしましょう。
この時期特有の睡眠リズムは、2ヵ月にもなると赤ちゃんもお母さんも夜はしっかり眠り、昼間はおきているように変わっていきます。
回答:小児科医 堀内 勁先生
情報提供:ピジョン にっこり授乳期研究会