首がすわる前の赤ちゃんには「向き癖」が見られ、そのために何度頭の位置を変えても、いつも同じ方向を向いてしまいます。
このため、生後2ヶ月を越える頃には、いつも下になっている頭の部分が平らに変形する、いわゆる「絶壁頭」になる事が多いです。
残念ながら、この頭の変形を途中から治す事は難しいのですが、最近は頚がすわる3ヶ月前後からヘルメットをかぶせて、頭の形を矯正する方法もあります(時間と費用がかかります)。
6ヶ月にもなると、頭の変形はかなり目立つ様になりますが、この後も頭はどんどん大きくなりますし、一日の大半の時間は起きて過ごす様になる、すなわち、頭のどこか一カ所だけに力がかかるという事はなくなる事、髪の毛が増えてくる事から、あまり目立たなくなって行くのが普通です。
回答:新生児科医 加部 一彦先生
情報提供:ピジョン にっこり授乳期研究会