予防接種で防げる病気の中には、命を脅かすだけではなく、救命できても脳や神経に深刻な後遺症を残すものが多く、がんの発症につながるものもあります。
また予防接種には、1人でも多くの赤ちゃんが接種を受けることにより、集団の中の病原体の量を減少させる効果もあります。
適切な時期に予防接種を受けることは、赤ちゃん個人の病気を予防し、生活の質を守るだけではなく、社会全体、ひいては未来の安全を維持するための大きな力になります。
医療機関では、皆さんに安心して来院したいただけるように、感染症対策を万全にして日々の診療にあたっています。
予防接種などは予約することでスムーズに受けられるなど工夫をしているところもあるので、お近くのクリニックなどの情報を見ながら、受けるべき時期に、きちんと受けるべき予防接種を受けるようにしましょう。
回答:小児科医 林 良寛先生
情報提供:ピジョン にっこり授乳期研究会