妊娠中の腹帯は、大きくなっていくおなかを支えて体を動かすのが楽になったり、おなかが冷えるのを防いだりしてくれます。
支えるという役割のポイントは、骨盤から支えるということです。マジックテープ型でもさらしでもよいのですが、左右の大転子(足の付け根で骨盤との接合部近くの一番出っ張ったところ)を通り、恥骨の前でぐっと持ち上げるイメージです。
こうすると、骨盤を支えて、おなかは圧迫しない巻き方になります。
大きなおなかを下から持ち上げるような感じになり、立ったり歩いたりが楽になると思います。
保温のためには、おなかに沿って腹帯をまいたり、サポート用のガードルをはいたりします。
これは強く締め付けず、おなかに沿って気持ちいいと感じる程度に巻きましょう。
回答:助産師で大学准教授 市川 香織先生
情報提供:ピジョン にっこり授乳期研究会